賃貸物件を探す際に築年数を条件にしている方は少なくはありません。
築年数の古い物件よりも浅い物件の方が比較的に設備なども新しく魅力的に感じることでしょう。
しかしその分、築年数が浅いほど家賃も高くなる傾向があるのも事実です。
そこで本記事では、賃貸物件は築年数によってどんな違いがあるのか、築浅物件のメリットとデメリットについても解説していきます。
ポイントを押さえて、住まい探しに役立てましょう。
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新築と築浅の違い
まず、新築物件との違いについて説明しましょう。
賃貸物件において新築物件とは、築1年未満でまだ誰も入居していない物件をいいます。
築浅物件とは、建築後、入居歴はあるが築年数の浅い物件をいいます。
明確な基準は決められていませんが、築1年未満から5年~10年程度のものをいいます。不動産屋や管理会社によって違いますが、5年未満と決めているところや10年未満と決めているところなどさまざまです。
新築物件のメリット
賃貸住宅を選ぶときに、人が新築物件を選びたいと思うのは「すべてが新しい」こと、「きれいな物件」であること、「設備が整っている」ことが大きなメリットだからでしょう。
インターホンなどもカメラ付きのほうが防犯上安全ですし、施錠も新しいほうが安心できるでしょう。
お風呂やトイレも掃除しやすく、清潔を保てるのは最新の設備のほうが優れています。
特に女性は、新しい物件を好みますよね。
最近ではネット環境が整っていたり、CS放送や宅配ボックスが導入されていたりと若い人には外せない条件がそろっていることも新築物件のメリットですね。
新築物件のデメリット
ですが新築のデメリットもあるのです。
シックハウス症候群
新築の場合の一番のリスクが「シックハウス症候群」といわれるものです。
これは、壁紙の接着剤の化学物質が原因で起きることや、ダニやカビなどが原因のアレルギー症状と言われています。
最近の住宅は高気密、高断熱が進んでいるので、新しい建材から発生する化学物質を外に逃がすことができません。
新築の場合には約1年間は換気に気を付けましょう。
常に窓を開けておくことや換気扇を回し続けることで化学物質の影響は軽減されていきます。
住んでみないと瑕疵(かし)が見つからない場合がある
だれも住んでいないため、設備の不具合に気づきにくいためです。
そのため新築の場合は不具合が起きる可能性も念頭に置いておきましょう。
実は排水管に傷があってもわからないケースもあります。
このケースでは、水回りを使ってみて壁紙にカビが出てきたことではじめてわかったのです。
新築物件の瑕疵は「住んでみてから見つかることもある」と認識しておきましょう。
築年数の少ない築浅物件のメリット
新築のデメリットが比較的解消されているのが、築浅物件です。
築浅物件は、新築物件と比べるとシックハウス症候群の原因となる化学物質が排出されにくいのが特徴です。
そのためアレルギー体質の方にとっては、築浅物件のほうが適している可能性があります
シックハウス症候群が少ないことのほかにも、築浅物件には以下のようなメリットがあります。
外観・内装がきれい
数年前から新築物件は、おしゃれな外観や高級感のあるエントランスと、デザインを重視している傾向があります。
築浅物件の場合、新築と同じとはいきませんが、おしゃれな外観やエントランスは充分満足いくものと言えるでしょう。
設備が新しい
使用歴があるとはいえ、トイレやお風呂の設備が新しいものが多く、使い勝手の良さがあります。
インターホンも新しく、防犯カメラや、防犯対策に力を入れているところもあります。
女性にはうれしいところですね。
快適な暮らしができる
新しい物件は、無駄のない間取りであることが多いです。
また、断熱や遮音のことも対策していることが多いので、古い物件よりは快適な暮らしができるといえます。
新築より家賃の安い物件が多い
築浅物件は、新築とは異なり入居歴があることから、新築同様の状態にもかかわらず家賃が下げられることがあります。
相場としては、まったく同じ状態の物件でも、新築か築浅かで約1,000円から5,000円の違いがあるようです。
築浅物件のデメリット
どんな物件にも多かれ少なかれデメリットはあります。
築浅物件も同様です。
人気があって物件数が少ない
築浅物件は、比較的新しいですから、とても人気があり、物件数は多くありません。
したがって条件に合った築浅物件を見つけることは容易ではないのです。
築浅物件に絞って探している方は、早めの情報収集が必要です。
不動産会社の繁忙期になりますが、物件数の多い時期に早めにお部屋探しを始めるのがいいでしょう。
内見できないことがある
築浅物件では新築に住んでいた人が退去するときまでに、借り手が決まることがあります。
そういう物件はまだ入居者がいるため、内見できないこともあります。
立地や希望条件がそろっていても、実際に見ることができないと少し不安かもしれませんね。
立地が悪いことがある
住宅の立地は、条件の良い場所から建築されていきます。
そのため一般的には古い建物のほうが立地の良いものが多いといえるでしょう。
築浅物件は数年前に建築されたものですから、なかには立地条件の悪いものがあります。
部屋は気に入ったとしても、周辺環境があまりよくなかったり、通勤に時間がかかったり、乗り換えが多かったりすると生活するのには不便です。
物件の場所や地域の環境のことも事前に調べておきましょう。
こだわりポイントを決める
築年数の新しい物件は賃貸住宅の中で人気があります。築年数が古いからと言って、すべてが住みにくいわけではありません。
築古物件にも良さがあって、比較的立地が良いことや、間取りが広いのに家賃が安いことが挙げられます。
一般的には築年数が新しいほうが好まれますが、家賃や立地のことを考えると築年数よりも重視しているポイントもあるのではないでしょうか。
「築年数よりも駅に近いほうがいい」「築年数が多少古くても家賃が安いほうがいい」「間取りが広いほうがいい」など、その人それぞれのこだわりポイントがあるはずです。
ここだけはどうしても外せない、というポイントを決めておくことが大事です。
また最近では、築古物件をリフォームやリノベーションして貸し出すこともあります。
こうした物件は、設備も新しくなっているのにもかかわらず、比較的家賃が安いことがあります。
まとめ
最近では築年数にこだわらない人がかなり増えてきているようですが、築浅物件の人気はいまだ高いといえます。
ですから、なかなか自分の条件に合った物件を見つけるのは意外と難しいでしょう。
自分に合った部屋を見つけるためには、築年数にこだわるよりも家賃や広さ、設備の条件など違うところにこだわってみるのも一つの手段かもしれません。
自分のライフプランに合わせたお部屋探しをしてくださいね。
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