賃貸を探しているとき、物件概要の徒歩所要時間と、実際にかかる時間が合わないと感じるときがあるのではないでしょうか。
ここでは、賃貸の徒歩の所要時間が合わないことについて解説していきますので、参考にしていただけると幸いです。
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弊社へのお問い合わせはこちら徒歩所要時間が合わない?計算ルールは?
徒歩の所要時間を算出するにはいくつかの計算ルールがありますので、解説していきます。
徒歩時間は1分80m
まず、徒歩時間は1分で80mと定められており、車は1分で400mと定められています。
なので、たとえば500mの距離を徒歩で行こうとした場合、500÷80=6.25となり、6.25分が所要時間となります。
1分未満は切り上げとなる
しかし、計算の基準として、1分未満は切り上げて計算されるようになっているため、所要時間は7分と記載されることになります。
車の場合でも、500÷400=1.25となるので、切り上げで所要時間は2分と記載されます。
徒歩所要時間が合わない?要因は?
ここからは、なぜ記載されている時間と実際の時間がずれてしまうのか、その要因について解説していきます。
目的地の違いが原因
原因のひとつとして、目的地の違いがあげられます。
たとえば大きなスーパーマーケットや商業施設が目的地だった場合、そのスーパーマーケットなどの敷地に入ったときの時間を到着時間として記載しているからです。
敷地の到着時間と建物自体にたどり着く時間は当然違うため、このように時間のずれが起きてしまうと考えられます。
信号や踏切の待ち時間は考えられていない
賃貸から目的地まで障害物なしで向かった場合の時間を算出しているので、信号が多かったりすれば、その分時間も伸びてしまうということになります。
また、信号の数だけでなく、場所によってはとても長い時間の信号もあるかもしれません。
そうしたときには信号の少ない道を利用したほうが早く到着することができることもあるかもしれません。
坂や階段などの傾斜も計算されていない
あくまで直線距離でしか計算されていないので、坂や階段は疲れたりして、ときには休憩をはさみながら登りきることもあるでしょう。
女性であればなおさら時間がかかるものですし、時間の差異が発生してしまうのは仕方のないことといえるかもしれません。
坂道がどれくらいきついのか、どれくらいの時間を必要とするのかなどを考えておくことで、時間のずれを解消することができるかもしれません。
なぜ徒歩1分80mなのか
根本的な話をすると、なぜ徒歩1分80mと決められたのか。
これは、健康的な女性が実際にハイヒールのサンダルを使用して歩いた平均の分数を計測して決められたものだとされています。
このときの平均が80.3mだったことから、徒歩1分=80mという基準が作られることとなりました。
現在から見ると割と早めだと感じられるかもしれませんが、当時の女性たちが速足だったということがわかります。
もちろんこれは平均値の話なので、人によってはこれよりも早く歩くことができたり、遅くなってしまったり、ということもあるかもしれません。
自身の足の速さはどれくらいか、一度計っておくとおくと良いかもしれません。
あとは、実際の道が工事中であったり、不足の事態が起きているときなども、時間のずれが生じてしまう可能性はあるでしょう。
急いでいるときなどに交通の渋滞などがあれば時間がずれてしまうのと同じです。
このように、さまざまな要因があって、実際の時間と所要時間はずれてしまうということが考えられます。
徒歩所要時間が合わない?合わせる方法は?
自分の足で計算してみる
所要時間と実際の時間を合わせるには、まずは自分の足でどれくらいかかるか計算する方法がもっとも効果的です。
その時間を目安にしておくことによって、今後はそれを所要時間として考えておけばよくなるからです。
所要時間は目安
所要時間は単なる目安として割り切るという方法も有効であるといえます。
所要時間では女性がハイヒールで歩いたときの時間を参考にされているので、たとえばスニーカーであったり、歩きやすい靴で歩いた場合は時間が変わる可能性は大いにあります。
普段使っている靴がヒールなのかスニーカーなのかによって、自分自身の基準を作り出すほうが良いかもしれません。
往復で計算する
片道だけで計算するのではなく、往復をすることによってより正確に時間を計算することができるようになります。
往復をすることによって、ただ時間を計測するだけではなく、周りに何があるか、商業施設やスーパーマーケットなどはどこにあるかを確認することができるので、今後の生活のためにも往復しておくべきでしょう。
インターネットで確認
インターネットの地図で確認をしておくのも有効な方法であるといえるでしょう。
遠方に住んでおり、今はまだ徒歩で現地を歩くことができないときには便利な方法になります。
実際の街並みや、どのような施設があるかが把握できるマップアプリもあったりするので、地図で確認をしてみるのも良いと思います。
また、所要時間は徒歩1分80mとされていましたが、雪や事故など、場合によっては不測の自体でさらに遅くなってしまうということも考えられます。
そうしたときには、1分100mと計算するなど、所要時間を自身でオリジナルで作っておくと良いかもしれません。
信号の数を調査
信号の数を事前に調べておくのも良いでしょう。
信号の待ち時間は平均30秒~1分間ということになっていますが、場所によってはもちろんもっと長いこともあると思います。
信号の数が多ければ、その分時間も変動していくことが予想されます。
事前に周囲の環境をチェックする際に、通勤や、お出かけに使うであろう道の信号の数と、待ち時間を確認しておきましょう。
歩道橋や踏切もチェック
場所によっては信号待ちのために、歩道橋を用意してある場所もあるかと思います。
歩道橋を利用することによって確かに早く到着することができるかもしれませんが、そのぶん階段を登ることになるので疲労が蓄積されてしまいます。
歩道橋も利用してみて、どちらが早く到着できるかを確認しておくのも良いと思います。
駅の近くであれば、踏切が存在している可能性も高いです。
通勤経路に踏切があった場合は、踏切の時間も確認しておきましょう。
踏切は信号よりも長くなる可能性が高く、場合によっては開かずの踏切と言われて有名なものもある可能性があります。
踏切があったときは、踏切が開く時間もしっかりと確認しておいたほうが良いと思います。
さまざまな方法で所要時間の差異を埋めることができますが、どの方法も、自身でおこなうのが一番です。
なるべく自分で確認できるようにしておきましょう。
まとめ
ここまで、賃貸において徒歩の所要時間が合わないことについての計算方法や要因、差異をなくす方法などを解説してきました。
自身で確認することはもちろん重要ですが、その前に不動産会社に確認しておくということも可能になります。
賃貸の周りの信号の数や、踏切があるかどうかは不動産会社に相談にしにいった段階で確認できる可能性が高いです。
相談をしにいった段階で確認をしておきましょう。
また、相談をしに行く前には、内見をする前提としておき、歩きやすい靴や、動きやすい恰好にしておき、内見時に周囲を歩けるようにしておくとなお良いと思います。
事前準備をしておかないと何度も内見をしなくてはいけなくなり、その分コストもかかってしまうので、一度の内見で大抵のチェックができるようにしておけると良いでしょう。
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